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    山本 徹 バロックチェロ・リサイタル

    日立市出身で古楽の分野において国内外で活躍中の山本徹さんのリサイタルを11月30日(日)に開催します。プログラムは、バッハの名作〈無伴奏チェロ組曲〉。そして、チェロのために書かれた初めての独奏曲であるガブリエッリの〈リチェルカーレ〉。バロック・チェロの深みのある響きを、どうぞご堪能ください。

    山本徹さんからのメッセージをご紹介いたします。

    15年ほど前に水戸芸術館で聴いた鈴木秀美氏の無伴奏チェロリサイタルは、バッハを演奏する際私がそれまで抱いていた疑問やわだかまりを払拭するもので、私がオリジナル楽器(作曲された当時の様式の楽器)に出会い、鈴木氏のもとで学ぶきっかけになりました。その後の留学を経て再び日本で活動を始めるにあたり、私とバロックチェロとの出会いの場である故郷・茨城の水戸芸術館に感謝を込めて、この度、このような演奏会を企画させていただきました。

    バロックチェロに張られている羊の腸を撚り合わせて作られたガット弦は言葉の様々な子音を楽器で模倣するのに適しており、流線型のバロック弓は音の減衰を作りやすく、今回演奏するガブリエッリの〈リチェルカーレ〉やその周辺の作曲家の作品、バッハの〈無伴奏チェロ組曲〉のような、「歌う」よりも「話す」音楽にぴったりな道具です。そして、いずれの曲も独奏曲でありながら、まるで落語のように一人芝居を演じ、あたかも登場人物同士を会話させるような愉しみがあります。

    ガブリエッリの〈リチェルカーレ〉は、チェロのために書かれた初めての独奏曲であり、まるで何かの通奏低音を弾いているように始まる不思議な作品です。第3番は金管楽器が活躍した当時のボローニャを彷彿とさせるファンファーレのよう、またリチェルカーレという言葉には練習曲、習作の他に思索という意味もあり、第7番は我々を文字通り沈思の世界へ誘います。

    一方バッハは、鍵盤楽器のための曲をそのままチェロ1本のために編曲したような構造ゆえの、一筋縄ではいかない難しさがあります。チェロのような旋律楽器では全ての声部を同時に鳴らすことは出来ないので、如何に聴き手である皆様の想像力をかきたて、隠れた声部をその想像力で補っていただけるよう弾くかが、弾き手にとって腕のみせどころです。

    秋の深まるころ、昔の響きに思いを馳せ、現代の楽器とはまた異なる風合いの音色と言葉遣いとを多くの皆様に愉しんでいただければ幸いです。

    山本 徹
    『vivo』2014年11月号より)

    山本 徹 バロックチェロ・リサイタルは、11月30日(日) 14:30開場、15:00開演。入場料は一般3,000円、学生1,500円、全席自由です。公演の詳細はこちらをご覧ください。
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    | 茨城の演奏家 | 11:08 | comments:0 | trackbacks:0 | PRINT | TOP ↑

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