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    【MCO第91回定期演奏会】 聴きどころのご紹介(1)

    水戸室内管弦楽団第91回定期演奏会がいよいよ近づいてきました。2012年10月の第85回定期演奏会で大絶賛された巨匠ハインツ・ホリガーさんの再登場、気鋭の落語家・柳家花緑さんとの共演、水戸芸術館でしか聴けない独自のプログラムなど、話題満載の定期演奏会です。本ブログでは、少しずつ、聴きどころをご紹介していきたいと思います。

    第1回は、プログラムの冒頭に置かれたハイドンの〈太鼓連打〉交響曲から。




    ハイドン:交響曲 第103番 変ホ長調 Hob.I-103 〈太鼓連打〉
    “太鼓連打”に始まる、前代未聞と言えるような大胆な開始。フェルマータの付いた4分の3拍子の1小節、ティンパニだけが“ドドドドドドドド……”と音を鳴らし、とても厳粛な雰囲気をつくりだします。〈太鼓連打〉というニックネームは、ここから付いたのですね。
    よく知られているように、長年の宮仕えを終えたハイドンはイギリスの興行師ザロモンの誘いに応じてロンドンに渡り、大成功を収めます。この〈太鼓連打〉は、2回目のロンドン訪問となる1794~95年に作曲されました。
    ロンドンで、書く曲、書く曲が大ヒット、たいへん上機嫌になられたハイドン先生。「どれ、今度はロンドンっ子たちをちょっと驚かせてしまおうかのう…」などとニンマリしながら筆をとる姿が目に浮かぶのが、〈太鼓連打〉交響曲です。一瞬、どんなシリアスな交響曲が始まるのかと身構えてしまうほどですが、そんな厳かな緊張感にみちた長大な序奏が終わると、8分の6拍子、軽快なダンスのような主部に突入します。世界中の誰をも笑顔にさせてしまう、“魔法のアレグロ”です。いい音楽に浸る喜びを、100%満足させてくれるハイドンの音楽。これはもう信頼と実績の音楽というべきでしょう。
    しかし、それだけでは終わらないのがハイドン先生。第1楽章もいよいよ大詰め、もうすぐ終わろうとするところで、急に減速し、冒頭の“太鼓連打”が戻ってきて、聴き手がすでに忘れかけていたあの厳粛な雰囲気が再現されるのです。しかし、それは束の間、8分の6拍子の軽快で明るい響きがもどり、さらりと第1楽章の幕を閉じます。茶目っ気たっぷりのハイドン先生の高笑いが聞こえてきそうですね。
    工夫が凝らされた変奏とヴァイオリンの独奏が聴きものの第2楽章(コンマスは渡辺實和子)、“メヌエットの大伽藍”とでも呼びたくなるような充実した響きの第3楽章、弦楽器と管楽器がおしゃべりしているような、楽しいかけ合いが聴ける第4楽章...。
    2年前の共演で、素晴らしい〈ロンドン〉(交響曲第104番)を聴かせてくれたマエストロ・ホリガーとMCO。今度はどのような演奏を聴かせてくれるのでしょうか。もちろん、曲の要となるティンパニを務めるのは、ローランド・アルトマン(元ウィーン・フィル ティンパニ奏者)です!

    《関根》
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    | 水戸室内管弦楽団 | 11:49 | comments:0 | trackbacks:0 | PRINT | TOP ↑

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