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    【ユジャ・ワン】 アンコール曲とスナップ写真

    昨日のユジャ・ワン ピアノ・リサイタルにはたくさんのご来場を賜りまして、誠に有難うございました。アンコール曲をお知らせいたします。
    アンコール曲
    ショパン:ワルツ 嬰ハ短調 作品64の2

    お客様がすべてお帰りになられた後のエントランスホールで、吉田秀和初代館長のレリーフをバックに記念撮影するユジャさん。その素晴らしい演奏は、天国の吉田初代館長にも届いたことでしょう。

    《関根》

    image.jpg
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    | Y.ワン | 11:40 | comments:0 | trackbacks:0 | PRINT | TOP ↑

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    【ATM便り】 2013年4月11日号

    茨城新聞で連載中の「ATM便り」。本日掲載の記事では、4月16日の「ユジャ・ワン ピアノ・リサイタル」にちなみ、“名人芸”について書きました。

    新世代の“名人芸”

     皆さんは音楽を聴いているとき、実際は何に耳を傾けていますか。音そのもの?それとも旋律、リズム、和音?あるいは作品が意図しているところ、演奏家の作品解釈?

     ここで「演奏家の名人芸」と答えたら、高尚な芸術を味わうクラシック音楽の世界に、何やらサーカスの曲芸を楽しむにも似た通俗性を持ち込まれるようで、一部のクラシック・ファンには怪訝な表情をされるかも知れません。

     しかし、西洋音楽史を眺めてみますと、名人芸を披露する演奏家、いわゆる「ヴィルトゥオーソ」がいたからこそ生まれた名曲というものが数多く残されていることに気付きます。例えば、ラヴェルの〈ツィガーヌ〉やバルトークの〈ヴァイオリン・ソナタ〉は、腕利きの奏者イェリー・ダラーニの存在なくしてはあり得ませんでした。また、ヴァイオリンのパガニーニ、クライスラー、ピアノのリスト、ラフマニノフらは、ヴィルトゥオーソである自分自身のためにもたくさんの作品を書き下ろしました。“名人芸”はクラシック音楽の重要な一要素である、とも言えそうです。

     名人芸というからには、単に技術的に達者なだけでは物足りません。聴き手が何を欲しているか十分に把握したうえで、その心を巧みにひきよせ、聴き手が想像していた以上の何かを舞台上に現出させる。つまり、魔術師的才能と芸人魂を合わせ持ったエンターテイナーである必要があります。衆目を集める身振りや舞台上でのカリスマ性も、名人芸のうちと考えていいでしょう。

     ピアノで言えば、ホロヴィッツやルービンシュタインが活躍した20世紀中頃までは、そのような名人芸を聴かせるヴィルトゥオーソの伝統が残っていました。しかし、楽譜の完璧な再現性や作曲家への忠実な姿勢がより重視されるようになった昨今、その伝統はまさに風前の灯・・・。

     そこへ彗星の如く現れた「21世紀のヴィルトゥオーソ」が、ユジャ・ワンです。「今の自分を臆せず出すこと」をモットーとする彼女は、恐るべき高度な技巧を持って、自分の弾きたいように弾き、聴き手の心にマジックをかけます。今度のリサイタルは、新世代の“名人芸”に心底酔う一夜になりそうです。

    (水戸芸術館音楽部門主任学芸員・関根哲也)


    ユジャ・ワン

    | Y.ワン | 14:27 | comments:0 | trackbacks:0 | PRINT | TOP ↑

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    【ユジャ・ワン】 ロサンゼルス公演でも大旋風巻き起こす!

    3月24日に行われたロサンゼルス公演でもユジャ・ワンは大旋風を巻き起こしたようです。ロサンゼルス・タイムスに掲載された公演評(3月25日付、Mark Swed氏執筆)を読むと、その興奮が伝わってきます。水戸芸術館でのリサイタルまで、あと一週間。楽しみで待ちきれません!

    《関根》


    Yuja Wang

    ロサンゼルス・フィルのソリストとしてセンセーションを巻き起こしてきた26歳の中国人ピアニスト ユジャ・ワンが、去る日曜夜、ようやく当地のディズニー・ホールでリサイタル・デビューを果たした。結果はまたしても、センセーション。引力の法則が破られたのではないかとこちらが首をかしげるほどの、並々ならぬスピード、敏捷さ、力強さである。

    ユジャはスクリャービンで黒、ラフマニノフで赤、と色を変えながらも常にタイトなチューブドレスを身にまとっていた。その“ボンド・ガール”のような出で立ちに、奇術師フーディーニとホロヴィッツが共存している――肉体の限界をものともしない驚くべき器用さが、そこにはあった。高いハイヒールでさえ、彼女のペダルさばきをさまたげることはない。

    ユジャは恥ずかしそうに舞台上に現れ、ほとんど笑顔を見せずにそっけなくお辞儀する。それはまるで平安をもとめて、鍵盤に急いで向かっていくかのようだ。しかし、ひとたびピアノの前に腰かけると、ユジャは戦闘態勢にはいり、全てを掌握する――“もろさ”の徴候は一掃され、強烈な印象を与えるその演奏は、時にオリンピック選手のパフォーマンスをも髣髴とさせる。

    しかしここでは、敏捷な指さばきという動的な“現象”よりも、彼女の静的な一面を強調したいと思う――それこそがユジャの演奏の核心であるし、そこにこそ彼女の芸術的な成熟の可能性が潜んでいるだろうから。

    この日のプログラムはラヴェルの『ラ・ヴァルス』を除いて全て、超絶技巧がちりばめられた、しかし感受性が要求されるロシア作品だった。

    幕開けは、スクリャービンの2作の神秘主義的なソナタ。公演直前の曲目変更でドビュッシー作品が消え、代わりにスクリャービンの情緒的な第2番と、不吉な第6番のソナタが並んだ。

    プログラム・ノートも指摘していた通り、スクリャービン自身は、不気味な魅力を放つこの第6番を「悪夢のよう」「陰気」「不純」などの言葉で形容した。ユジャにもこうした性格がいくぶん備わってはいるが、それでも彼女は人を惑わすタイプのピアニストではないし、その演奏は「不純」でも陰をまとっているわけでもない。

    ユジャは、スクリャービンを美とスリルのために演奏した。それは文字通りのスリルであって、それ以上でも以下でもない。その音は興味深いまでの不飽和色を帯びていた。色彩表現は控えめで、汚れなく清らか。静謐な第2番ソナタの冒頭では、見事なまでの静寂に達していた。ユジャの超絶技巧は第6番ソナタにおいては鳴り響く鐘を想像させた。彼女はこの作品を、まるで完全に征服せねばならない何かのように急いで弾ききった。さもなければ、精神を堕落させる音楽的退廃、というこの作品のパワーが失われてしまうから。

    つづく『ラ・ヴァルス』は、気ちがいじみたワルツの性格がむき出しにされ、さらに退廃的だった。ユジャはこの曲を、まるでいたずらっ子のように、しかし冷ややかな超然とした眼差しで弾いてみせる。

    休憩をはさみ、ラフマニノフへ。小品3曲(エレジー、楽興の時、編曲版『真夏の夜の夢』)に、壮大な第2番ソナタが続いた。ここでも、ユジャは真にそれを意図していない時に、最もわたしたちを驚嘆させる。確かに、炎のごとき速いパッセージは会場を熱狂させるのだが、むしろ『真夏の夜の夢』で音が弾き飛ばされたり、ソナタの第一楽章のあの歌うようなテーマがもたついたりする時にこそ、自己防衛をゆるめたユジャは、みずからの“超絶技巧”をさらに“超越”していた。

    アンコールはプロコフィエフの『トッカータ』、ホロヴィッツ編『カルメン』、ショパンの嬰ハ短調のワルツ、そしてロッシーニの『セヴィリアの理髪師』。ユジャはショパンにおいて、水晶のごとき透明さを手に入れていた。彼女の内面に潜む偉大なる何かが、この日最後にふっと顔をあらわした瞬間だった。

    By Mark Swed, Los Angeles Times Music Critic
    (訳:梶本音楽事務所)

    (原文サイト)
    http://www.latimes.com/entertainment/arts/culture/la-et-cm-yuja-wang-review-20130326,0,2575431.story?track=rss

    | Y.ワン | 09:00 | comments:0 | trackbacks:0 | PRINT | TOP ↑

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    【ユジャ・ワン】 曲目変更のお知らせ

    4月16日(火)19:00開演「ユジャ・ワン ピアノ・リサイタル」の曲目が、アーティストの希望により、下記のように一部変更になります。お客様にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承くださいますようお願いいたします。

    変更後の曲目
    スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ト短調 作品19〈幻想ソナタ〉
    スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第6番 作品62
    ラヴェル:ラ・ヴァルス
    リーバーマン:ガーゴイル 作品29
    ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36(1931年改訂版)

    演奏会の詳細は、こちらをご覧ください。

    | Y.ワン | 10:10 | comments:0 | trackbacks:0 | PRINT | TOP ↑

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    ユジャ・ワンの〈ラ・ヴァルス〉

    2008年、ヴェルビエ音楽祭でユジャ・ワンが弾くラヴェル〈ラ・ヴァルス〉の映像。
    4月16日のリサイタルでは、その「進化ぶり」も聴きどころです。
    しかし、これ以上進化するとしたら、どうなってしまうのでしょう!?

    《関根》


    | Y.ワン | 16:42 | comments:0 | trackbacks:0 | PRINT | TOP ↑

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